多発性嚢胞腎


日曜日に病院に行ってきた!

病院行く前の不機嫌なみゅー

結論からいうと,みゅーちゃんは,

多発性嚢胞腎


 なる病気でした.この病気の詳説は岩手大学のホームページが詳しかったです.以下,岩手大学のホームページから抜粋させてもらいました.

”多発性嚢胞腎は、ゆっくりと進行する、不可逆的な(一度起きてしまうと元に戻らない)、遺伝性の腎臓の病気で、
 最終的にに、多発性嚢胞腎は腎不全を引き起こし、この病気のネコは、他の原因から発症した腎不全のネコと同じような臨床症状(食欲不振、多飲多尿、体重減少など)を示します。
 ネコが年をとるにつれて、両方の腎臓にできた小さな嚢胞(液体を入れたふくろ状の構造)が、ゆっくりとしかし確実に数を増やしながら大きくなっていき、結果として腎臓が劇的に大きくなります。嚢胞は、正常な腎臓の組織にとって変わり、腎機能は絶えず低下していきます。

多発性嚢胞腎は、ネコの晩年には(だいたい7歳が平均年齢です)、腎不全の臨床症状を引き起こすまでに進行します。ただ、この遺伝病は、ゆっくりと進行するため、徐々に低下する腎機能に体が順応して、腎不全の臨床症状を示さないネコも存在します。 ”

遺伝性の腎臓の病気で,結果的に腎不全と同じ症状を示し,腎不全と同じように付き合っていくしかない不可逆的な(治らない)病気だそうです.人間でも同じ病気があり,腎機能には影響がない単純腎嚢胞とは異なり,やはり多発性嚢胞は治らない病気で難病認定されているようです.

みゅーちゃんの正確な年齢はわかりませんが,獣医さんの見立てでは5歳にはなっているだろうとのことで,ちょうど発症して症状が出てきたあたりで私たちはこの子と出会ったのかもですねぇ.

・若そうなのにどうして腎不全なんだろう?(一般的に8歳頃からが多いみたい)
・なぜエコー検査で見ると左腎は綺麗なのに右腎がみつからなかったんだろう?

そういう疑問が,こういう遺伝性の病気だと言われるとなるほどと腑に落ちるところがありました.幸いにも,みゅーちゃんの場合,右腎に症状が出ており左腎は生きてるようなので,左腎を大事に使って右腎を進行させないようにしていくことになります.なんか納得したよ.原因(というか病名)がわかってよかった.というのが正直な感想です.心の持ちようが全然違う気がします.

調べてくれたのはいつものかわいくてしっかり者の女医先生. エコー撮ったり,レントゲン撮ったりして,あの病院施設でわかる範囲で多角的に見てまぁ間違いないだろうという結論に至ったようです.

ところで,尿の量が増えてて腎臓病が悪くなっているのではないかと危惧しての病院だったんですが,血液検査の結果はむしろ良くなっていました!この状態を維持だ!!


基準値 2015/5/30 2015/6/26 2015/9/13
BUN 17 - 32.8 mg/dl 40 28 25
CRE 0.8 - 2.4 mg/dl 3.4 2.2 1.9

お会計の時に看護師さんに「みゅーちゃん,いい子にしてましたよ.エコー検査の時はむしろウットリしてました.笑」って言われて,何というかみゅーらしいというかww

2015/9/13 病院から帰ってきてお疲れ様

エコー検査やらであちこち触られたのでペロペロ毛づくろいw

翌日はもうすっかり平静を取り戻しました.
2015/9/14
 というわけで,進行性の病気ではあるものの,進行は比較的遅いみたいなので,なんとかゆっくりと天命を全うできるように,のんびりと楽しく幸せに一緒に暮らして行こうと思います.

そもそも元気だしね.
    
2015/9/7 のびっ
2015/9/12

みゅーちゃん,あと10日ほどで家猫4ヶ月目が訪れます.
長生きしような!




にほんブログ村 猫ブログ MIXサビ猫へ
にほんブログ村

Share this:

,

CONVERSATION