シンディという名の猫の命日
一人っ子だった私の姉妹であり、朋友であり、喧嘩仲間で、
20年も生きた猫、シンディ。
20年経って、飼い主は夢追い求めて大学院に進み、
君はすっかりおばあちゃんになり、目が見えなくなった。
君が冷たくなってしまったのは、2012年の今朝でした。
茶色っぽいキジトラ柄に、凶暴で、激しくて、すぐにカッとなるのに、とても甘えん坊だけど、決して人に媚びず、好き嫌いが明確で、物怖じしないくせに、やっぱり内弁慶で、果敢に生きた猫でした。
お互いに若かったから、よく喧嘩もしたし、よく話したし、よく一緒に寝たし、かけがえのない時間をたくさん過ごした。
ただ一つだけ、君との約束を守れなかったことを、今も気にしている。でもきっとシンディはもう気にしてないね。そんなんどうでもいいわ!って言ってそう。
君という猫がいたから、今、みゅーがうちにいる。
そんな気がしてなりません。
正反対の性質の猫たち。
運動神経抜群で気性が激しいシンディと、運動音痴でおだやかでなみゅー。
でも君たち猫には、猫らしい行動や、猫らしい形、それだけじゃなくて、ふとした行動とか表情とか、何か似てるところもあります。
みゅーがふとした時に突然する行動に、「中にシンディでも入ってるの?」って思うこともあります。
いつかみゅーも、人間の時間を置いて、おばあちゃんになっていく日まで、みゅーがしんどい病気にならないように、天国から見守ってあげてください。
シンディ、頼んだよ。
頼んだよ。
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