うちに来て１週間後の2015年5月30日に初めて病院に行って，

・避妊手術がされていること
・概ね５歳にはなっていること
・腹水がレントゲンに写っていること（原因不明）
・慢性腎不全を示す血液検査の結果であること
・猫エイズウイルス感染症（FIV）と猫白血病ウイルス感染症（FeLV）は陰性であること

がわかった．慢性腎不全はステージ２から３くらい．
血中の尿素窒素(BUN)と，クレアチニン(CRE)が基準値を上回っていた．リンはまだ基準値内．その他，NaやKなども基準値ギリギリいっぱいいっぱいだった．

 血圧を下げるACE阻害剤と，腎臓用の療養食生活が始まって，はじめの１週間はご飯をなかなか食べてくれなかった．食べてくれないからと追い回したり，無理矢理食べさせようとしたりした．みゅーの嫌そうな顔に，悲しくなる日々．けれども，こっちが前向きにならないとみゅーにも伝わるだろうし，何よりご飯を嫌いになってほしくない．なので工夫するより仕方ない．

というわけで，世の中にある療養食（ウェットタイプ）はほとんどネットで注文して手に入れた．病院でもらってきたのは，ROYAL CANINの腎臓サポート（スペシャル）のカリカリとウェット（fishテイスト） で，このカリカリの方はよく食べてくれるけどウェットはダメ．
結果としてウェットご飯で一番食べてくれたのはHillsのk/dでした．市販のご飯との違いは低たんぱくであること．あとはその他ミネラルの成分をどこまで分析してくれてるかで選ぶのがいいのかなと．残念ながらHillsのk/dはNa含有量がわからない．数値的な意味では，病院で勧められて買ってきたROYAL CANINのウェット（fishテイスト） がやっぱり優秀．しかしこれ，空気酸化なのか劣化が早くて開けた瞬間はいいけど冷蔵庫に入れててもすぐに食べなくなっちゃうのが難点．実際，匂いも変わっちゃうのよね．その他のデンマークやらドイツ製の療養食は，物珍しさにほんのちょっとだけ食べてすぐにプイッと．その中では，SPECIFICのfkwのウェットがマシだったかな．

とまぁ，あれこれ試しているうちに，みゅーちゃんも頑張って療養食を食べてくれるようになり，気づけば病院に行く１週間前くらいからとっても元気に遊ぶし，毛艶も良くなったような気がするし，ちょっとお水を飲む量も減った？ような気がして，血液検査の結果に期待を膨らませていった．もちろん，腹水が消えてることも期待して．

しかしまぁ，やっぱり現実は甘くなくて，血液検査の結果は，確かに改善していたものの，前回X線で確認して今回はエコーで見た腹水は現状維持だった．そして腹水の原因は今も不明．有名な猫伝染性腹膜炎(FIP)は子猫ちゃんに多いということで先生の中で除外されていて，肝臓も悪そうではない様子．様子を見るしかないみたいだなー．

救いは血液検査の結果がよかったこと．しかし，私もこうして検査結果の数値に一喜一憂して，ブログに書いちゃう飼い主になっていくのかなぁ．．（把握するという意味では正しい行動かもしれないけど，なんか違う気がする．）

	基準値	2015/5/30	2015/6/26
BUN	17　-　32.8　mg/dl	40	28
CRE	0.8　-　2.4　mg/dl	3.4	2.2

とても良くなって，基準値内に収まってるから嬉しいんだけど．．．みゅーちゃん，よく頑張ったしこれからも頑張ってもらわねばならないんだけどねー．残りの腎臓を大事に使って，うまくコントロールしていけたらいいな．腹水も原因が良くなって，消えてくれますように．これからも頑張ろうね．そして私も一喜一憂しないこと．

ということで，みゅーちゃんはまだ若いから，お薬＆療養食をこのまま頑張りましょうということで，次回は３ヶ月ほど開けてもらってOKですと言われました！
先生は若い女医さんだけど，みゅーちゃんは相性が良いのか，先生にだっこされてまんざらでもない様子だったし．また３ヶ月後に先生に会いに行こうね．仲良くなってちゃんと診てもらおうね．

病院から帰ってくると，匍匐前進してたけど，すぐにご飯も食べてお水も飲んで数時間で通常営業を再開しました．

そんな家猫１ヶ月目のみゅーちゃん．病院，お疲れ様でした．