家猫になって一年


おはよう.


家猫になって一年が経過しました.去年(2015年)の昨日,1度目の捕獲に失敗して,というか捕獲した後に大暴れしてケージを破壊して飛び出して,去年の今日,おばさんのサポートもあって2度目の捕獲に成功して誘拐したのでした.

お昼過ぎてからだったみたい.初の家猫写真のタイムスタンプは14:22. 前の部屋はペット不可だったので,この子を連れてお引っ越し.引っ越しで荷物が来るのは明日になります.

痩せっぽちなのはこの頃も同じ.まだ腎臓の病気のことは知らず,普通のご飯を食べていました.
  

 緊張でぐったり.
 

ここはどこなの?って顔して一生懸命考えてる.
 

初日からなぜかバンザイはしてくれました.ほっこり.
 

引っ越しの余韻でまだ家のなかはぐちゃぐちゃだけど,ここが君の家になるんだよ.
 

 一緒に暮らしていこうね.

 数日もすればときよりリラックスした感じになっていたけれど,まだお互いに緊張していました.

 数日は夜中1:00ー3:00頃の夜泣きがあって,悲しそうな声で鳴くもんだから一生懸命抱きしめたりしてたんだけど,
「夜泣き(夜鳴き?)は飼い主が相手にすると余計にひどくなるので,無視すると,相手にしてもらえないと学習してだんだんしなくなる」
というネット情報をもとに2,3日無視しただけでなくなりました.君は賢いね.
 

はじめ,壁をガリガリしたので,壁にテープを貼ってたんだけど,こんなのは全く必要ありませんでした.2回ほど「やめて〜」って言っただけでやらなくなりました.君は賢いね.今は,小さいラグとかではやるけど,安物のラグだし,それは許しています.

爪研ぎの使い方はへたっぴでした.練習していこうねって言いつつ何もしなかったら,時間はかかったけど半年くらいしたらうまく爪研ぎに乗って爪をとぐようになりました.
 

 だんだんと,リビングに立てかけた絵の裏が居場所になり,
 

そのうち,窓から外を見るようにもなりました.
 

はじめは嫌がっていた,ベッドとかクッションとか柔らかいものの上も,1週間ほどですぐに気持ちよいものとわかってくつろげるようになりました.今では主な居場所になっているベッドの上も最初は全然興味なしでしたね.

末長く暮らしていこうねって,自分にも言い聞かせるように何度も何度も.

もう一年も経つんだなぁー.すげー早かったような,毎月,次の1カ月を生きてもらうのが目標みたいにしていたから長かったようにも感じるし,不思議な一年でした.猫の適応力の高さに感動しつつ,人間側もあれこれ工夫していました.

感情の鏡のような反応をする子だったので,こちらが緊張すると緊張するし,こちらが笑ってるとご機嫌だし,あまり神経質に思い詰めないように心がけてから随分リラックスしてくれるようになったと思います.

シンディのときは子猫から飼っていたし,まさか,子猫じゃなくて大人になった野良猫を拾っちゃう(誘拐する)なんて.想像もしていませんでした.今ではなくてはならないうちの中心.効き目が24時間のお薬を飲んでもらうために,山に出かけても泊まることなく24時間以内に帰宅するようになったし,すっかり猫中心の生活です.

多発性嚢胞腎は遺伝性の病気で,一度悪くなった腎臓細胞は再生しないのでよくなることはありません.でも療法食とお薬で,現状維持ができた1年でした.次の1年も現状維持を頑張ってもらわなくちゃね!

次の目標は,次の1カ月を生きてもらうことではなく,次の1年を元気に生きてもうらうことにしたいと思います.







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